投資信託とは?投資のきっかけに初心者にオススメ!少額から始めてみては!!

老後2000万円問題やウクライナ侵攻などの地政学リスクの高まり、さらには急激なインフレにより、資産運用に関心がある人が増えてきているのではないでしょうか。

ところが、資産運用は何となく怖そうだと感じている人も多いのではないでしょうか。

今回は、投資初心者でも少額から安心して始められる資産運用に興味を持っていただければ幸いです。

目次

  • 投資信託とは
  • 投資信託を始めるには
  • オススメの証券会社
  • まとめ

投資信託とは

投資信託を簡単に説明すると、多くの人からお金を集めて株や不動産などに投資する仕組みとなっています。運用を担当するのがファンドマネージャー呼ばれ、投資信託の運用を行う専門家で、運用会社に所属して業務を行います。投資信託の仕組みを利用すれば、少額の資金からでも運用をプロに任せることができます。

投資信託を始めるには

証券会社は、ネット証券をオススメします。ネット証券とは、実店舗を持たずインターネット上で株などの取引を行うことができます。

ネット証券は比較的手数料が安いことが多く、取り扱っている銘柄がたくさんあります。ネット証券の中でも投資信託の取り扱いが多く手数料が安い証券会社を選びましょう。

また投資する前には自分の投資方針を決めておくようにおすすめします。安定的に運用することが優先なのか、世界中に分散投資したいかなど。

例えば、eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)という投資信託は、日本を含む世界各国の株式、公社債および不動産投資信託証券市場の値動きに連動する投資成果をめざします。分散効果も高い一方で信託報酬が低いため、初心者にもおすすめの投資信託です。

さらに投資信託をきっかけにして金融知識を積み、新しい投資商品にチャレンジしてみることもできます。ネット証券では顧客向けサービスとして四季報やニュースの情報を提供していることがあります。スピーディーに投資情報を入手するにもネット証券が強い味方になるでしょう。

金融機関が決まったら証券口座を開設します。手続きが完了して入金すれば、投資信託を始めることができます。毎日値段が変わるため、ある程度値段の変動をみながら購入してみてもいいでしょう。

投資信託の運用が上手くいく場合、投資した株や不動産などの金融商品が値上がりすると、投資信託のお金が増えます。その結果、投資家が預けたお金が増えることになるのです。この増減は投資信託の基準価額によって調べることができます。

オススメの証券会社

・SBI証券

SBI証券は、「手数料」「高機能ツール」「取扱商品数の豊富さ」や「豊富な情報配信」などの投資に必要なサービスがバランスよく揃っている

・楽天証券

楽天証券は、手数料、取扱商品、ツールなどサービスが充実している人気証券です。

楽天証券にしかない「ポイントプログラム」というサービスがあります。「株式取引手数料」「投信保有残高」「投信積立の楽天カード決済額」に応じて楽天ポイントが貯まることです。貯まったポイントは「ポイント投資・NISA口座・つみたてNISA」にも、普段の買い物にも利用可能。

・auカブコム証券

auカブコム証券では、投資信託の積立投資であれば「100円」から始めることができます。また積立金額も100円以上であれば1円単位で調節できるので、自分の余裕資金に合わせてきめ細かく積立金額が設定できます。

・松井証券

松井証券は、1日50万円までの取引手数料が無料なので、少額でも手数料に利益が圧迫されることなく投資が可能です。

他にも様々ありますので、ご自分にあった証券会社を見つけて、まずは口座開設をしてみましょう。

まとめ

投資信託をはじめるなら長期、積立、分散がオススメ。

短期間ではなく、10年、20年と長期間にわたって投資をしていただきたいと思います。

一度に投資できる金額の全てを投資するのではなく、一定金額を積立て買うことをオススメします。

また、地域でいえば日本だけにこだわらず世界に分散する。さらに、株や債券、リート、コモディティ(例えば金や原油)などひとつにこだわらず様々な商品への投資をオススメします。

ただし、はじめからたくさんの投資信託を購入するのではなく、分散投資されている商品を一つでよいので探して、保有してほしいと思います。投資信託を購入すると世界経済の動きが気になり、新聞を読んだり、ニュースを見る習慣がつくかもしれません。

長期にわたって継続して投資を長く続けていくためには、ご自身の家計状況から無理のない範囲の金額で投資していくことが重要となります。

また、投資を始める上で、必ずしも初めから大金が必要になるとは限りません。

最近では、ミニ株の取扱いや、投資信託のバリエーションが豊富になり、100円から投資可能な金融商品が増えてきています。

さらに、iDeCo(個人型確定拠出年金)やNISA(ニーサ:少額投資非課税制度)といった非常に優れた制度が普及してきたことで、少額投資がしやすくなりました。

たとえ少額であったとしても、複利&つみたて貯蓄の組み合わせによって、ゆっくり確実に資産を増やすことは可能だと思います。

生活するために困らない程度の資金は銀行に預けておきましょう。それが精神的にも安心だと思いますが、全てを銀行に預けておくことはオススメしません。それは、物価が上昇しつづけているインフレ時代では、お金の価値が下がってしまうから。

さらなるインフレが進んだ場合、低金利の銀行預金だけで貯金してしまえばどんどん資産価値が目減りしていく一方です。

ぜひ無理のない範囲の金額で投資を始めましょう!

個人的にはとにかくやってみてはいかがでしょうか。

ただし、資産運用は自己責任です。他人の意見を参考にする場合でも、必ず自分の頭で考えて自分で決めることが必要で、仮に損をしても誰も責任をとってくれません。

テレビに出ている株式の評論家や、株に詳しい友人、金融機関の担当者、しょせんは他人である。様々なアドバイスをくれるかもしれないが、読み手がそれに従って損失を被ったとしても、責任をとってくれるわけではない。

アドバイスは参考にするとしても、必ず自分の頭で考え、最後は自分で決める必要があります。結果が悪くても、決して他人を恨んではいけません。

資産運用は、自分の責任だということだけは、しっかり認識しておきましょう。